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Blog喉詰め発生時のシミュレーション訓練を実施しました

喉詰め(窒息)事故は、日本における不慮の事故による死因【第一位】となっています。また、死亡者の年齢の大半は65歳以上の高齢者が占めています。救護施設 白雲寮でも、65歳以上の利用者は4割となっており、喉詰め事故のリスクは高いと言えます。

 

今回は、喉詰め事故が多発する12・1月に備えて訓練を行いました。喉詰め事故の原因で最も多いのが、年末年始に欠かせないお餅です。

土日祝の職員が少ない勤務体制を想定し、3名程度の職員でシミュレーションを行いました。

 

喉詰めが起きた場合、何よりもまず本人に咳を促すことが重要です。それでも状態が改善しなければ、背部叩打法や腹部突き上げ法といった方法で異物除去に努めます。

途中で意識がなくなった場合には心肺蘇生を並行して行います。白雲寮では、AEDを使った心肺蘇生訓練も定期的に行っています。

 

異物の除去には、専用の掃除機ノズルを使う方法もあります。今回の訓練で使用しましたが、あまり使うことがないため手間取ってしまう場面も見られました。

いざというとき戸惑ってしまわないように、普段からしっかりと練習しておく必要があると感じました。

救える命を救うため、訓練での学びを生かしていきたいと思います。

※感染症対策に留意した上で実施しました。

 

救護施設 白雲寮より