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Blog米国・シカゴの研修レポートが掲載されました。

大阪市社会福祉協議会から発行される「大阪の社会福祉 2020.8月号」に

障害者支援施設いまみやの村田さんによる視察研修レポートが掲載されました。

 

レポートでは、乳児から高齢者までを対象とした幅広い事業を展開するマリラック聖ビンセントの視察内容について触れられています。

 

 

運営資金は主にクラウドファンディングで募った2億円の寄付金で、ホームレスや生活に苦慮されている方に

ソーシャルワーカーが専門的な関わりを行うこと。

またナーシングホーム(介護だけでなく、看護師を中心とした医療提供・看取りを行う施設)から

地域での生活を望む場合に、移行するための相談支援も実施する。

 

さらに高齢者・障害者向け医療保険(メディケア)の利用者だけでなく、困窮者向けプログラム(メディケイド)

を利用する方にも個別に生活状況や意向を聞き取り、地域移行の取り組みなど幅広くかつ柔軟に

対応されることについて記されています。

 

また、米国でのソーシャルワーカーの地位は高く、さらにソーシャルワーカーと各機関の役割分担・役割機能が

細分化されているため、利用者を中心としたチームアプローチが確立されていることは大変興味深いです。

村田さんは、米国と日本の社会・医療保険制度の仕組みや教育・ボランティア、寄付等についての考え方の違いを知り、

「社会福祉とは何か?」を問う機会になったとのことです。

 

今回の学びを糧にさらに活躍される村田さんをこれからも応援しています!