大阪自彊館の想い
この百年が
私たちを強くした。
大阪自彊館は明治45年、
釜ヶ崎(現・あいりん地域)の窮状に対し、
「何とかならぬか」の思いで、制度や資金の裏付けもないまま、
現在の地(大阪市西成区)に創設されました。
以来、百余年にわたり、時代の変遷に応じて
先駆的・開拓的に事業を展開してきました。
現在では祖業である生活困窮者支援に加え、
高齢者支援・障がい者支援にも取り組んでおり、
滋賀県高島市・大阪市東淀川区など
広域にわたって事業を展開しています。
理念自彊不息
自彊とは「自ら強くする」という意。古代中国の書、易経に「天行健なり。君子は自彊息(や)まず」とあり、ここからの出典です。
「天、つまり宇宙の動きは、太陽、月、星すべてが整然と動いており、寸毫の狂いもなく正確である。
(それと同じく)人々が模範と仰ぐ君子は、自分で努力を続け、一日一刻も休むことを知らない」という意味です。
貧しい人々のための施設を開設するにあたり、「自彊」を冠したのは、創業四年前に公布された戊申詔書の趣旨を実践に移したといえます。
詔書は「よろしく上下心をいつにして…華を去り実につき、荒怠相戒め自彊息まざるべし」とあります。
中村三徳(なかむら みつのり)はその趣旨を大阪で実現すべく「大阪自彊館」と名付けました。
使命利用者の自立支援と
超高齢社会に向けた地域福祉の推進
超高齢社会を迎え、多様化・複雑化する生活課題、福祉需要 に対して積極的に取り組むとともに、
社会福祉法人としての 公共性・公益性 を担保し、地域と一体となって新しい福祉のまちづくりをめざします。
大阪自彊館 行動指針
時代のニーズとその変化に、適切かつ大胆に対応し、
常に先駆的・開拓的な役割を果たす。
創業の精神である「自彊不息(じきょうやまず)」の理念を不変の方針とし、
その歴史的使命を継承して、目の前の困っている人を支援する。
利用者一人ひとりの人格を尊重し、個別支援計画の策定と支援を行い、
その人に即した適切なサービスを提供する。
職員一人ひとりが、それぞれの業務を日々着実に遂行し、
より質の高い「心に響くサービス」の提供に努める。
施設が有する資源・ノウハウを積極的に活用し、
地域福祉の推進や地域活動に貢献する。
専門知識・技術の研鑽に努め、スキルアップを図るとともに、
職務に必要な資格の取得に励む。
風通しの良い職場環境づくりに努め、常に明るく活気のある施設を目指す。
法人概要
法人名 | 社会福祉法人 大阪自彊館 |
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所在地 | 大阪府大阪市西成区天下茶屋1-3-17 |
代表者 | 理事長 川端 均 |
創立 | 明治 45年 6月 |
事業内容 |
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